Paisley Poodle Records

音楽制作系の雑記・備忘録 etc...

あけましておめでとうございます。

 

去年は今までで一番年末感のない年末で、年を跨いでもその感覚はなんら変わらないままです。その感覚をあえて言葉にしてみれば「明けた感のない年始」となり、わずかに変容した気もしますがその根本の質は同じでしょう。早々なんの話をしているのか自分でも意味不明です。

 

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昨年は後半にシングルを二枚リリースでき、そしてそれらは幸いにも自分史上一番人目に触れた作品となりました。物事を数値化、若しくはそれをデータ化してモノを判断して、それらをほぼ直接の評価と見なし、それが収入に繋がる、そんな傾向が見られる昨今において今回自分が得た数字など本当に少ないものだと思います。しかし、やはり僕個人の所感でいえば大きいことなのです。それもこれも僕の音源を聴いていただいている方々のお陰様です。ここに最大限の感謝を申し上げます。ありがとうございます。

 

この「明けた感のない年始」、もし「明けた感」があったのなら今年の抱負なんてものを考えて、大きな大きなネットの海にブログという波止場から叫んだりするのでしょうか。小中学生くらいの頃は新年一発目の課題として書き初めかなんかで書かされた覚えもありますがそのときの心境は語るべくもありません。一ヶ月も経たないうちにそれらは片付けられ、一部のいい子たちを除いて綺麗さっぱり忘れ去られる。やたら形式ばったことをさせられるがその中身は空っぽ。そういったことの延長線上にあるのが今の社会なのでしょうか。

 

そんな安っぽい厭世観のようなものは置いとくとして、とりあえず考えてみた抱負めいたもの。それは「ポジティブに自分のなんでもなさを受け入れる」ということです。”ポジティブに”というところがミソです。もっと簡単にいうなら「開き直る」みたいな感じになるでしょうか。年が明けて間もないの今だと字面だけみれば縁起がよさそうな気がしないでもないです。

 

自分は本当に気が弱く、神経質で、最近はついに妄りに人を恐れてしまっていることにも気づいてしまいました。いやはや情けない。しかしこの歳にもなればいい加減、基本的に人は独りでは生きられないということの意味が肌感でわかるようになってきます。じゃあどうしよう、僕なんぞお呼びでない人の中に無理矢理入っていけばよいというような単純なことでもないでしょう。

 

大多数の人と馴染めるように共通の話題を話せるようになろうか。そのために大人気YouTuberのチャンネル登録を早々に済ませて動画を欠かさずチェックし、大人気アニメを観に何度も劇場に通ってグッズを沢山揃えて、インスタ映えようか。そしていまやファッションのようになってしまったオタクを騙って、推しキャラを尊ぼうか。…あとは、何ですか。

 

こうして視野は狭まるばかり。そこで「ポジティブに自分のなんでもなさを受け入れる」ということで少しは楽にならないかなぁと思ったのかもしれないです。しかしそんなのきっと浅いし、甘いんだろう。しんどい。

 

今年という365日の間に何ができるのか・・・。漠然といろんなことが上手くいけばいいなとは思っていますけれど、こんなことではダメなんでしょうね。みなさんはもう明確になにか目標が見つかっていますか。